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マリーゴールド染め


今年のやりのこし、これはやっとこうと
友達からもらったままだった乾燥マリーゴールドで染めました。
A-miuさんのマリーゴルドの記事はこちら

右がもらったきれいな黄色の花
左はうちのオレンジな派手なやつ両方とも乾燥してあります。
それぞれどんな色になるか小さな糸束をつくってサンプル染め

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煮出すと花の濃厚な香りがしました。3回ほど煮出して染液にしました。

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糸と同量の重さの染料でアルミ媒染
手前から絹,ウール
後ろのがうちの花で染めた絹糸です。にごった緑がかった黄色になりました。
オレンジにはならなかったのです。
やってみなくては分らない自然のおもしろさです。
染まった色は花の黄色よりは濁りがあって濃いので
最初に煮出した染液はよけて2〜4回目のうすい染液だけで染めてみたら
あざやかなレモンイエローになると思うので残った染料でまた試してみます。
花の楚々とした印象に近づくかな

ウールはアルミで先媒染して
染料に浸し30℃から100℃に30分かけて上昇させます。
久しぶりに温度計とにらめっこ
ひとつ気付いた事が、ここは標高が高いので沸点が低いということ
94度くらいで沸騰しはじめて96度あたりから温度はいっこうに上がらなかったです。

調べてみると
水(純水)は、地上付近の1気圧(1013.25hPa )では100℃で沸騰します。
沸点は標高が300m上がるごとに1℃ほど下がる計算です。

ということでここは1040mなので沸点は97℃あたりですね。

理科の実験のようです。
水温と外気温が氷点下でも一定の量と速度で水が流れていれば、川は凍らないっていうのも
実際に目の当たりにして分ったことですね。
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グレイッシュな空


曇り空のおかげでそんなに冷え込まない朝でした。
晴れている日が多いのでたまに雲におおわれているのも悪くない
ちょっと守られている感覚。

昼間、太陽の与えてくれた熱が地面をあたため
晴れた空なら夜はその熱がどんどん空の彼方まで奪われていって朝方の冷え込みになります。
屋根は霜で真っ白になって今なら10時頃東南東のむこうの山の上から太陽が顔を出し始めると
その熱で水蒸気になって屋根から白い蒸気がもわもわとして
水蒸気になりきれなかった分は水滴となって屋根からぽたぽたと落ちてくる。

冬至まであと少し、
太陽の傾斜角度をこんなに気にするようになったのはここに住んでからです。
山の形と太陽の関係で毎日少しずつ変わる日の出と日の入りの変化がおもしろい
外に置いておいた寒暖計は寒すぎるとあまり用をなさないので玄関におきました。
今の気温は5℃
犬のペロもだんだん外にいたくない時間が増えて玄関でうたたね中

あたたかい日は外でぐっすりと寝込んで近づいても起きあがらなくなってきました。
ぼんやりまなこで、おなかやあたまをそのままなでられて寝ています。
以前なら「なになに?」って近くを通り過ぎるだけでもまとわりついてきたのに
すっかり、おじいさんな感じです。

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冬のぬくぬくバック

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冬のぬくぬくバック縫いも終りにして、そろそろ春に気持ちを向けていきます。

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ジャコブの手紡ぎ糸をよこに織り込んだ布は
墨染め綿布とリネン布と革の持ち手と相性がなかなか良かったです。

吹雪いています

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各地でも寒い一日のようですね。
ゆうべ雪がふったようで2㎝ほど積もってうっすらと雪景色。
朝の冷え込みはマイナス2℃でそんなに寒くないなと思っていたら
そこから気温は上がらず、雪と冷たい風が吹きはじめ昼すぎに寒暖計を確認したらマイナス4℃。

そろそろ春の展示のために織るものを準備しようとしていたのに
今日はウールの糸紡ぎに変更してしまいそうです。
こもり仕事にはうってつけの一日。
指は冷たくてよく動きませんが

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風があるため軒下の干し柿にも雪が積もる
朝、猿の群れが畑にきていて、3回追っ払ったらようやくこなくなった。
もう食べるものないはずと思っていたら
雪に埋まっている大豆の豆ガラをひっぱり出して食べていたようで
実験的に冬越しさせるための絹さやと種取り用のカブの上に
草や豆ガラをかぶせておいたところを荒らされてしまった。
こんなことなら豆ガラを一カ所に集めておいたら良かった。
猿にも感謝されただろうに

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アップルミント前で番をしている
石垣島からつれてこられたシーサーは雪の帽子をかぶって寒そうにしてました。