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明日から

4月1日から然さんで展示はじまります。
ここ数日アップしていた布々も展示しています。
東京はもう桜が見頃のようですね。お花見がてらお出かけ下さい。
明日は山田と2人で在店しております。
よろしくお願い致します。

山田けんじ・小河幸代 展
4月1日(水)−7日(火)
11:00−18:00 最終日17:00まで

然(ねん)
東京都大田区上池台4-33-7
tel 03-3729-7768
東急池上線長原駅より徒歩7分
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納品しました。

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ショール グレーとピンクベージュ、
シルクコットンショールを温い屋さんに納品しました。
よろしくお願いします。

温い屋(ぬくいや)
〒330-0074
さいたま市浦和区北浦和1-16-7 オガワビル1F-A
TEL   :048-882-1908
営業時間:10:30-19:00
定休日 :水曜日  第1・3日曜日
最寄り駅:北浦和駅(JR京浜東北線)

ショール(ピンクベージュ)

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ショール(ピンクベージュ)
27〜29w×138cm(ふさ含まず)
絹/天然染料:イチイ・梅・アンナットのたて糸に
よこ糸は一本づつそれぞれのショールによって違います。
イチイ・梅・アンナット・枇杷・杏・さくらんぼ・紅花・コチニール・ログウッド・五倍子 他


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白やピンクベージュ淡いピンクのよこ糸をいろいろと巻き取って
トレーに並べて横において自由によこじまを入れていくと
梅の小さな花の姿とあのいい匂いを思い出していました。
煮出した染液の匂いも

埼玉に住んでいるころは春の始まりを感じる花。
ここでは咲くのはあと少し先(数日前に町までおりたら咲いていましたが、、)
庭の梅の花が咲くと近づいて花の形を眺めながら匂いをかぐのが好きでした。
散歩すれば梅畑もあってほのかな匂いが漂うことも

ひこばえに根っこを生えさせて小さな苗木を持ってきてこの地に移植しました。
今はゆっくり成長中、それでも毎年徒長枝がたくさん出て来ます。
それを剪定して染めた糸も織り込んで
その様子はこちら 梅染め

メインで使った糸はイチイで染めた糸 イチイ染め
イチイはここに住むようになって良く目にするようになった木
ここの家の生け垣に何本も植わっていて常緑で秋に赤い実をつけます。
ご近所さんの生け垣にもイチイがけっこうあります。
ここは寒いせいかこの赤い実がなかなか落ちなくて長い間楽しめます。
透き通った赤い実ベルのような形がほんとうに可愛い

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あんまり赤味がでなかったなあと思っていたら、その後すぐに
剪定した生の枝、簡単に皮が剥げて、むいたらピンク色!
染まりそうだからと高山の友達が送ってくれました。
その心の動きはこちらに 生のイチイ染め
梅雨の時期で木が水を一杯吸い上げていたせいで皮が剥がれやすかったおかげの発見

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自由によこじま
白とピンクベージュとピンクやオレンジに時々グレーな紫も
梅の香りの思い出とともに
イチイ染めの驚きも思い出しつつの日々でした。

ショール(グレー)

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ショール(グレー)
27〜29w×140cm(ふさ含まず)
絹 一部綿/天然染料:よもぎ・待宵草・ログウッド・すみ+柿渋のたて糸に
よこ糸は一本づつそれぞれのショールによって違います。
よもぎ・待宵草・ログウッド・すみ+柿渋・栗いが・コチニール 他


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小さめのショールは以前からつくっていましたが、もう少し太い糸で厚みとボリュームをだして
首周りにふんわりとしてもするっとはずれないようなものができたらと思っていました。
ずっと使っている糸に相性のいい糸が見付かり合わせてみることで
思っていたものができました。

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自由によこじましていたのはこれです。

わっかショール(アンティークa)


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わっかショール(アンティーク)
W39.5cm(わっかの円周は2倍なので79cm)×H38cmくらい
絹/天然染料:五倍子・イチイが基本色で
  それぞれの布にいろいろな染め糸が入ってます。
  よもぎ・ブラックベリー・ログウッド・小臭木・はんの木・待宵草・五倍子・梅・杏・さくらんぼ など


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絹のみのもの

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ウールまじりのもの
長さが5cmくらい短く
ウール部分を縮絨しているためわが小さくなっています。
W35〜39cm(わっかの円周は2倍なので82cm)×H33cmくらい ウール部分は今回はカシミア

ストール(流星)


ストール(流星)
50w×188cm(ふさ含まず)
絹/天然染料:ブラックベリー・ログウッド・藍生葉・臭木の実・よもぎ・きはだ+藍 他


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いろんなグレーに染まった糸、
その中でもブラックベリーできりっと染まった濃いグレー
明るく鮮やかな個性の強い糸を合わせてみるとにぴったりと同等の強さがあった。
藍の生葉で染めた濃い水色、臭木の実たくさんで染めた水色、ログウッドの濃い紫
細い糸のなかにある太い所やぷつっとした節の部分を選びとって
糸との対話(制作中)で選り分けていた糸の部分は、このストールで使いました。

きっりとした濃いグレーにすーっとはいってくる糸一本分の細いストライプ
細い所から太く変わっていく、ぷつっと太くなる鮮やかな糸
流れ星の一瞬のきらめきのようなイメージ

あんまり多くなりすぎないように、色の配置に気を使って原寸の中で
実際の糸を置いて考えました。
出来上がってみると思っていたよりずいぶんと控えめな印象。
糸の節がストール一枚分の中であまり多くなく
思った所できらめかないというのが敗因

近づいて見るといろんな色の糸がみえるという感じ

この糸の組み合わせでもう一度リベンジしてみたいです。
ポイントに使った糸はまだ残っていますがメインにした糸はまた染めなければなりません。
ブラックベリーは長い冬を過ごして生き延びた枝から葉っぱになる芽が出てきたところ
染めるには実がおわって枝の整理が出来る冬の始まりまで待たねばなりませんが
そしてまるっきり同じ色になるとは限らないのが困ったところです。




春は激しくはじまる


山の春は、激しい水音と濁流とともに幕開け

冷たかった空気が暖かさもふくむようになって
雪が融けて川に流れ込み
一日降り続いた雨は凍った地面にしみ込む間もなく一気に流れ込む
今まで細々とした流れだった川に急激な流れが加わる。

景色も一変
なにもかもを隠した雪の白い世界から
土の色が出て、隠れていたいろんな色がどんどんと見えて来る。
きれいじゃないものも
草の芽やつぼみも茶色い地面から少しづつゆっくりと

風が強い日も多く、風の吹き方も一定していない
木々にのこった茶色い葉っぱや、細い枝や、すかすかになった枝が道々に落ちる。
余計なものを振り払うように、次の新たな芽を育むための準備をするかのように

冬の間にこちこち凍っていた地面も
日中はゆるんで夜には凍ってをくりかえしながらゆっくりとゆるんでゆく。
朝に霜柱がでるようにもなってくる。
寒くなったり暖かくなったりをくりかえしながらゆっくりと

急に一足飛びに暖かくならないことで
なんとかバランスをとっていく、ゆっくりと暖かさを受け入れて


春を感じて気持が沸き立つような喜び
まだまだ冬にもどるようなきゅっと縮む体と心
毎日気候や景色の変化の中で行ったり来たり

冬の間にためこんだものを振り払うように
すこしづつ出ていく、出していく
縮こまった体も少しづつゆるんで
せばまった体の動かし方もあたたかさと寒さの間でいったりきたり
だんだんに動かせる範囲を広げて
動けるようになっていく

何かを振払うかのように体も心も変化していく
無理をしないように体の声を聞きながら
ゆっくりといきたいものです。

冬から春にむかう変化は死から生に向かうようで
自然の流れからいくと
生から死へと小さく細々となっていくことより、
不自然で乱暴なことも必要になってくるのではないかと思う。

この自分自身の小さな体や心の中でもそういうことが起きていると思うと
ちょっとは休息して眺めてあげて、
内からの声をきちんと感じ取ってあげないといけないような
大切な変化の時期なのではないかなと、
寒くて厳しい長い冬と共にある、この場所に住むようになって感じることです。
春になるにもいきつもどりつ、ゆっくりと時間をかけて

各地では梅の便り、桜の便りのころ
こちらではようやくネコヤナギの花芽が出始めました。

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雨粒と笠をのっけて
どこか動物っぽい


4月1日からはじまります。

終了致しました。ありがとうございました。

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山田けんじ・小河幸代 展
4月1日(水)−7日(火)
11:00−18:00 最終日17:00まで

然(ねん)
東京都大田区上池台4-33-7
tel 03-3729-7768
東急池上線長原駅より徒歩7分


然の加藤さんからの言葉からあふれてくる思いを感じます。
お会いしてお話したり、メールやお手紙のやりとりをすると
嬉しくなったり楽しくなったり、気が付くとなんだか元気になっていたりします。
イタリアに一人旅、自分なりに工夫してパンを焼く
東北の山の自然の中で育ったこと
いろんな引き出しがどんどんひらいていって話すほどにどんどんたのしい

お店に入るには加藤さんの庭を通って
けして広いとはいえない(すみません)庭なのですが
長い年月の中で育まれた、何層もの土の中でうごめく命を感じるような懐の深い場所。

むかごが穫れてむかごごはんを炊いたと聞いていましたが
この庭で穫れたんだとびっくりしました。
旅先で分けてもらった植物の根っこを埋めて芽が出てきたとか
もう草花や木でいっぱいに見える土のすきまを
どうにかやりくりして季節の野菜を植えて収穫して料理に使うとか
庭にやってくる猫のこと、子猫を育てたこと
とにかく話がつきないのです。

もともと住んできた場所、暮らしの一部、長い時間を費やしてきた場所
そういう場所の一角にお店を移されて10年ほどとお聞きしました。(お店を始めて20周年)
いろいろな思いがつながっている場といえるのでしょうか
お人柄をどこか映し込んでいるような庭の空気感を感じつつ
お店の中に入って、展示しているものについて丁寧に説明して下さいます。
もちろんお庭の話やおいしもののお話も

会期中はどんな草木の芽がでているのか、
どんな花が咲いているのかが楽しみのひとつでもあります。
初日は山田と2人で在店しています。
どうぞおでかけ下さい。よろしくお願い致します。





新月の日の夕空


春分前日

突然の春です。

春が突然やってきた!
そんな一日です。今日は
春だよ〜と小躍りしてしまうくらいの気持の高鳴りがあります。

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雪が乗っかて圧縮された落葉の膜をつきやぶって
ところどころで福寿草が顔を出して花咲かせてます。
とにかくあったかい風も冷たくなくやさしいのです。

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散歩猫の素質十分なルー
庭で何かしていると寄ってきてすりすり
畑に降りれば階段を駆け下りてついてきます。ペロの散歩にも途中まで参加。
道路の真ん中であろうと、ごろりとおなかを出すので、なでまわさねば納得してくれません。

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水仙も尖った葉っぱと蕾をふくらませて福寿草によりそっていました。
ハチが福寿草の花の中でぐるぐると花粉を集めて花から花へ
黄色い蝶も二匹でたわむれながら飛んでいきました。

ようやくの春です。

ちいさきもの

終了致しました。ありがとうございました。

ちいさきものという3人展の空間の中に、私の布も数点展示させていただきます。
宝物のような、命あるもののような、様々なちいさきものが並ぶのでしょうか
どんな空間ができあがるのかとても楽しみです。
是非足をお運び下さい。

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ちいさきもの 
中村学(立体) 松尾由美(パートドベール) 小沼寛(陶)

3月10日(水)ー3月21日(土)
11:00 - 17:00 16日(月)休廊

ギャラリー ファルマ
359-1112 埼玉県所沢市泉町914-17 千雅堂1F
tel 04-2933-6800

針仕事

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わっかショールのふちをかがっています。
ふさは1cmくらいででカットしたいので、かがるだけではほつれてくることもあるので
かがりつつ、かた結びしています。

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織る時に使ったのと同じ糸で
緯糸を何本かまとめることになるので縁取られて、仕上がった針目後は美しく見えます。
時間に余裕があれば楽しい時間ではあります。。
余裕?あんまりありません。。。。。